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有田焼の始まり|質実庫コラム

日本で最初に磁器が焼かれたのは、西暦1616年頃とされています。

16世紀末に豊臣秀吉が朝鮮出兵を命じた際に派兵された鍋島氏は、朝鮮人の陶工「李参平」らを連れて帰りました。

李参平は17世紀初頭、有田に移住し「泉山」で磁器の原料となる陶石を発見したことから磁器の生産が始まりました。


その当時中国の景徳鎮で生産されていた磁器は世界的に認められ、日本にも盛んに輸入されていました。

しかし1644年頃から中国王朝交代に伴う内乱が起こり中国からの輸出量が激減してしまいます。

この影響によって磁器の需要は有田に集中することになり、1640年代には有田が国内の磁器市場を独占するようになりました。

PHOTO:ペカチュウ, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons


有田陶器市が開催されている時期こそ有田の町は賑やかではありますが、有田焼が誕生してから400年経った今でもひっそりと静かに焼物が作られています。

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